2009年11月23日 日本ジュニア選手権関東北地区予選 結果
2009年関東北地区選手権大会、ワセダクラブジュニアベアーズは普段よりジュニアメンバーを指揮している越智コーチ、山口コーチが当日試合に参加が出来ないという、非常事態での挑戦となりました。
1回戦の相手は高校にアメフトを持つ足立学園C。高校アメフトの今秋季大会で足立学園高は早稲田実業高を破っている実績。
フラッグのメインチームは春季大会でブロック優勝をしているチームだが、サブチームなのだから余裕を持って行こう・・・と思ったら大間違い。試合前練習を見る限りでは的確なパスコース、確実なパスキャッチ。
本当にこれがサブチームなのか?選手達に忠告を入れ試合に臨みました。足立学園先行でラン・パスで確実なゲインを繰り返され先制TDを許す。TFPは36のリーチを生かしパスカットで攻守交替。ワセダは20がショートパスからのナイスランでフレッシュまであとわずか。しかしラン、パス失敗が連続しファーストダウンとれず。足立学園も足をからめた攻撃だが18の2度のQBサックが効き、39タッチバックで攻守交替。ワセダは20のラン連続で反撃。パス失敗は相手のうまいパスカットもあったが39のナイスパスキャッチで6-6の同点。TFPも成功に見えたが惜しくもTDを逃し前半戦終了。
OFで始まるワセダはランとミドルパスで36、20がTDして13-6。波に乗ったワセダは47のインターセプトから36の華麗なハイジャンプパスキャッチで19-6、TFPのハイジャンプは決まらず攻守後退。ここから足立学園の攻撃は連続ランと的確なパスで19-13、しかしながら流れを呼び戻す40YRの超ロングパスを36が見事に決めて25-13。足立学園に焦りが見え始めたところで39のインターセプト。28の迫力ある超スピードランでDFを惑わしたところで試合終了。気を抜いたチームが負ける、トーナメントの怖さを痛感しました。
2回戦は江戸川学園取手中を破った東京電機大中C(TDU)。それぞれの高校にもアメフトがあり、どちらにしても気を抜けない相手なのは間違いありません。ワセダ先行、28のランは7YDゲイン、20のランの時にDFのイリーガルコンタクトがあり5YD罰退でフレッシュファーストダウン。
いい流れと思った直後にインターセプトされて攻守交替。1D相手の攻撃・・の瞬間に18が見事なセーフティ。キッズルールと違いジュニア以上のルールでは2点が入って攻守交替。19のラン、47ミドルパスキャッチは決まったがゴールラインには届かず。TDUの攻撃は19パスカット、18フラッグプル、39パスカットなどワセダDFが調子良く、追加点が欲しいこのシリーズに3つ目の攻撃で47がTD、TFPは28が決めて9-0リードで前半戦終了。
ハドルではTDUがパス多用してくる事と、確実なランでグランドを広く使うように指示。後半戦TDUはショートパスとミドルパスのパス7連続、いいパスカットはあったがTDで9-6。TFPは36がパスカットで制止。ワセダの1Dは28、36二人の最速コンビでパス失敗に終わったものの相手に後ろを意識させる。しかしながらTDUも守りは堅くフレッシュはとれずに攻守交替。さらなるTDUのパス連続攻撃は続き、相手QBの冷静なパスコースで9-13と逆転される。ワセダは20のショートパスからのラン、36ラン、20ランでTDまで残り2YDからピッチで36がTD。ブリッツの無かったTFPでは39から36への余裕のパスで16-13で再逆転。残りのわずかな時間は数十秒。ロングパスを注意させて2回戦の勝利となりました。
さすがに名門・TDU。一人ひとりがハイレベルの技術を持ったチームが印象的でした。
2回戦終了から20分後の連続試合でいよいよ準決勝。女子も活躍する東京成徳大中や地元・東京電機大中Aを制し、キッズでも名高い千葉の強豪・柏レインボウズ。
ワセダ先行でまずは最速・28のランで確実なゲイン、柏はブリッツがうまく、ワセダQB39にプレッシャーがかかるが47ミドルパスからのうまい腰きりでロングランTD、36へTFPパスも決まり7-0で先制。しかしながら柏のダブルQBと思わせるショットガンからの素速いラン、パスで簡単に7-7の同点。
ワセダもショートパスで進めるが4D、ハーフラインまであと0.5ヤードでのフラッグプルは痛かった。柏のスピードあるランに対して疲れが隠せないワセダは思うように体が動かず簡単に7-14、攻撃でも随所にいいところは出るものの相手の集中力が勝っていたのか7-20で折り返し。少々選手達に焦りが見え始め、2Dからのロングランを許し7-26、ワセダ攻撃で17へのショートパスが通った直後に28のロングパスが決まって13-26となった得点を最後に柏の連続ランと基本に忠実なるコンテインを意識したDFでワセダの勢いを止められて試合結果は13-38で2009年ジュニアベアーズの秋は終わりました。
Jr選手達に得たものは多く、これからのワセダクラブの発展に多大なる貢献をしてくれたと思います。関東北地区ベスト4という結果が出せた事はJrコーチ陣の熱い気持ち、ご父兄方の応援、選手達の練習の成果だと思います。決して実力的に大差があったとは感じておりません。本日はJrの紅一点の女子が参加できませんでしたが選手達の気持ちは「勝ちたい」との思いひとつでした。是非とも来年に繋げていただきたいものです。
決勝戦では柏を25-19で制したラッシャーズフットボールクラブが優勝です。関東北代表として活躍を期待します。
秋山コーチ、レフリーと気合いのアドバイスありがとうございました。
ビッグベアーズは11/29に法政大戦、ワセダクラブはキッズのKWチーム12/6東日本選手権があります。さらなる皆様のご声援をお願いするとともに改めて感謝申し上げます。
(Jr担当・KW担当コーチ 竹内)
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